こんにちは!CEOです。(ceo of cococolour)
最近聞くノームコアって結局何のことなの?
造語というのは聞いたことがあるよ。
シンプルな服装のことでしょ?
本日は【ノームコアとは何か】を中心に、体験談などを交えて答えていこうと思います。
それではいってみましょう!
※この記事はプロモーションを含みます。
【はじめに】ノームコアとは
究極のシンプル
normal×hardcoreで「ノームコア」。
冒頭でジョーイが言っていたように、ノーマルとハードコアをかけ合わせた造語です。
もともとあった考え方に名前をつけたもので、このノームコアという言葉自体は2010年代初頭から使われ始めました。
そうだったのか。
この情報過多な時代に”あえて”無地やシンプルな服装を選ぶことがファッションとしてのノームコアの特徴。
言い換えるといつの時代も変わらない【価値あるもの】に価値を見出す考え方です。
攻めてる考え方だね。
そう、服装はシンプルでも攻めているのです。
ファッションは着る人の生き方や考え方に直結するため、その人の人生への態度や表現にも繋がります。
ちなみにですが、ノームコアの代表的なアイコンはアップル創業者であるスティーブ・ジョブズ。
※Googleより
彼はイッセイミヤケの黒のタートルネックにリーバイス501を履き、足元はニューバランスの991と992モデルを合わせていたのは有名な話。
このファッションを好む理由は毎日の”服を決める際にかかる負担”が
日常の仕事やパフォーマンスに支障をきたすという考えから。
ちりも積もれば山となりますからね。
シンプルな服装ですが、確固とした強さを貫いた究極まで無駄を削ぎ落したスタイルとも言い換えることが出来るでしょう。
すごくこだわりのある服装だったのね。
生き方、概念、ファッション、態度(アティテュード)
最初に言っておくこととして
この【ノームコア】という言葉が誕生する以前から(2010年以前から)
このような考えと概念を信条として生きていた人はいます。
言語化されたのが2010年代というだけね。
そうですね。
こういった背景からノームコアはファッションであると共に、
生き方であり概念、態度(アティテュード)でもあるのです。
俺のアフロも生き方であり生き様さ。
ノームコアの起源
ノームコア(NORMCORE)という言葉のルーツは、
2013年K-HOLEというニューヨークのコンセプトストアが生み出したことまで遡ります。
控えめで”あえて”普通(とされている)な服装をする日常的な人々の生き方や美学を指します。
ファッションの1つ、と。
ノームコアが世界へ広がった背景
昨今のテレビニュースやSNSでのネガティブな情報。
それも、求めていないものが次々と目に入ってくる現状。
この、ある意味で”情報過多”な現代へのアンチテーゼとも言える若者の態度が
ノームコアの概念とハマり急速に世界へ広がっていきました。
このことから、ノームコアはただのファッションの1つに留まらず
【シンプルに生きることの表れ】
または
【態度の表明】なのです。
こうなるともうムーブメントじゃないの。
終焉?現代のノームコア
ノームコアはダサい?
そのシンプルさからこのような意見もネット上にはあります。
見ていきましょう。
ファッションとして取り入れるのは逆に難しい
ノームコアがダサい、という考えはおそらくその概念へ向けられたものと言うよりも、
ファッションのシンプルさに向けられた意見だと感じます。
ですので、その視点から書いていこうかと。
結論としてノームコアをベースにしたファッションは質素ゆえに、
逆に着こなすのが難しい。これはあるのではないでしょうか。
シンプルだとセンスがいつも以上に問われそう。
まさにケイトの言った通り。
着こなすのが難しい理由として、服そのものがシンプルだとサイズ感や素材選択のセンスが問われますからね。
着ている人の清潔感だってファッションに含まれてしまいます。
これは、現代の「なんでもお金をかければ良い」という価値観へのアンチテーゼでもありますから
ただ「節約したい」「服にお金をかけたくない」という気持ちでいると、ダサく見えてしまうのは当然かもしれません。
センスが問われる生き方であり服装なのね。
ノームコアは時代遅れ?
ノームコアは2010年代初頭に一度ブームを迎え、その後その炎は落ち着いていきます。
しかし2024年現在、その魅力的な考えや哲学が浸透してきた結果
再びシンプルさに美学を見出す若者からブームが始まっています。
昨今の【映え】文化への反動で、世の若者がシンプルに魅了された結果とも言えるでしょう。
そして何よりこのノームコアは生き方や考え方でもあります。
こういった理由から本当の意味で流行り廃りはありません。
もうこれは文化だ。
ノームコアという生き方
ノームコアはファッションであると同時に生き方です。
詳しく見ていきましょう。
大量生産・大量消費へのカウンター
冒頭でも説明した通り、ノームコアは考え方であり生き方です。
ファストファッション、ファストフード、回転重視の店…
世の中は目まぐるしく回っています。
あなたが最後に”ひとつひとつのことに感謝して、大切に扱う”ことをしたのはいつですか?
日々の生活で”間をとって、一息つく時間”を意識的に取れていますか?
おそらく読者の方はそういったことをしたのは、思い出せないくらい昔なのではないかと思います。
このように現代社会に蔓延る”大量生産・大量消費”の考え。
そんな風潮に疑問を感じ、「個性的でいることが正義」という教育をされてきた世代が
【実はそのままの自分に価値があるのでは?】
と気づいていく。
これがノームコアのコア部分。
たまたまダジャレみたいに。
自分自身の深い部分(内面)に向かい合い、徹底的に
【自分とは何か、そのままの自分とは何なのか】を考え抜き、腑に落とす。
こういった精神への働きかけや態度そのものこそが、ノームコアの核であり本質なのです。
内面と向き合うこともノームコアっと。メモメモ
そのままの自分に価値がある。それを思い出させてくれるのは彼らです。
ノームコアとシンプルファッションとの違い
さて、ノームコアとよく似ているとされるシンプルファッションやミニマリスト的な服装。
その違いは何なのでしょうか?
見ていきましょう。
違わないように見えるけど。
ノームコアとシンプルファッションの違い
大きな違いは、そのジャンルに「型」があるかどうか。
シンプルファッションもミニマリスト的コーディネートや考え方もわかりやすい”型”がありますよね。
シンプルなコーディネートで重視されるのは値段やカラーが多い。
そもそもお金をかけない生き方だからね。
そして”みんなと同じ、無難なもので良いや”という考えもそこには存在します。
この根底的にあるのは【他から見られたときの視点】です。
(これを着ておけば大丈夫)のような考えは
“あえて”シンプルな生き方や服を選んでいるノームコアとは似て非なるもの。
ノームコアは考え方や生き方でもあるため、決まった型のようなものはありません。
今日はなんだか哲学です。
既存のスタイルからの解放
決まった型がない、でも”ノームコア”というジャンルがある…
いよいよわからなくなってきました。
しかしこれを一度、単純に”考え方”だと割り切ると
少し違った視点で見えてくるかもしれません。
もう少し詳しく見ていきましょう。
カテゴリーの超越
ノームコアの本質が枠組みやルールから解放されることであり、
大量生産・大量消費の反動が起源であることは説明してきました。
この考えはとても大切で、音楽で言えばジャンルを超えた(囚われない)オルタナやミクスチャーに該当します。
既存のスタイルやジャンルに囚われない生き方。
新しい価値観を自ら探っていくその姿勢そのものです。
静かなる強さを感じる…
この考えをわたしの携わっている日常まで落とし込むと、その【枠組み】とは
“障がい”や”国境”、はたまた”言語”
ということになります。
なるほど。
日本人が学校教育で植え付けられてしまった英語教育への苦手意識。
ここから抜け出すことの助けになりたい、そして外国語の楽しさや必要性を伝えていくのがこのブログの目的です。
英語教育からの解放という意味で、こちらの記事もおすすめです。
簡略化されるノームコア
ノームコアがただのファッションでないことは説明してきました。
しかし昨今のネット社会では単純化されたもの、ひと目でわかるものが好まれます。
こんな文章の長いブログなんて求められないのです。
そんなことないけど。
140文字以内で読むことのできるXやTikTokなどのショート動画が流行っていることを考えてみれば一目瞭然ですよね。
こういった背景からノームコアという考えそのものも簡略化され、その定義もほとんどシンプルファッションと変わりないものが散見されます。
しかしここまで説明してきた通り、本当のノームコアはファッションだけの話ではなく一つの生き方であり哲学です。
仮にノームコアをシンプルスタイルのファッションとしてしまうと、それはノームコアの一番大切な
【人に迎合しない】部分とは相反してしまいます。
人は簡略化したがるものなのさ…
うるさ。
人と迎合しないのは発育フリー(障がい者)の人の生き方です。
ノームコアを地でいく彼らの活躍はこちらから。
ノームコア体験談
わたしの体験談を一つお話しします。
あれは2011年、今から13年前の東日本大震災でのボランティアへ行ったときの話。
当時岩手県まで行ったわたしはアメリカ・テキサスから応援に駆けつけた大学生グループと会います。
当然、当時のわたしは英語がわかりません。
しかし物資を届ける仕事には車移動がつきもの。車内は全員英語。
これはきつそう。
そう、きつかったです。
そのときの孤独感といったらありません。
日本語がわかる方もいましたけど、やはり会話のテンポもあるので毎回訳してくれるわけではない。
そうなるか~。
そんな中わたしに気をつかってくれたアメリカ人女性がわたしの着ていたTシャツを見て言うのです。
「フットボールが好きなの?」と。
少し説明します。
当時、わたしはChampionのTシャツを着ていました。
そのプリントにフットボールと印字されていたのです。
イメージはこんな感じ。
皆さんおわかりかと思いますけど、ChampionのTシャツやパーカーはカレッジロゴと言って
アメリカで実際に大学チームウェアとして使われてきた歴史があります。
現代売っているものはその再現やデザインを似せているものが多いわけです。
当時のわたしはそんなこと知る由もなく
”ただなんとなく”着ていました。
そこに来てこの「フットボールが好きなの?」という質問です。
自分に何のこだわりもないことを、この純粋な質問で知らされました。
言い換えれば
「ああ、自分もただアメリカナイズドされてただけじゃんか…」
という気づきです。
もちろんアメフトのことはわたしは知りませんでした。
その女性には話しかけてくれたことへの感謝と嬉しさはありましたが、正直言って恥ずかしさのほうが勝ったことを今でも覚えています。
それからですね、ノームコアという考えを地で行ったのは。
【自分の興味あることが書いてあるもの以外着ない】
【そもそも意味のわからない英語が書いてある物は着ない】
この出来事以降、これが自分の信条となりました。
訳のわからない漢字のTシャツを来ている外国人観光客と何も変わらなかったことに気づいたのです。
そんなほろ苦い体験談でした。
むしろ涙でしょっぱいわ。
本物のノームコアを求める人へ
ここまでノームコアについて詳しく見てきました。
シンプルファッションとの違い、ただのファッションではなく哲学や概念であること。
枠にとらわれない生き方とも言い換えられること。
しかしそうは言っても現実的にインターネットの世界ではリアルとフェイクで溢れています。
本物のノームコアを求める人へ、意識していたいことを書きます。
本物を見抜く目を養おう
今まで見てきたとおり、ノームコアはあなた自身の目で
【本物か、それ以外か】を見極めていくことと同意です。
ローランドみたいに。
枠組みや型がない分、これといった正解なんてものもありません。
ですから、本物を求めるあなたは
【人から言われている印象やイメージではなく、もっと深いところにあるコア部分】
を見抜こうとする生き方にシフトしていくことが大切です。
これ、実は物質にも人間にも言えること。
噂ではわるく言われている人でも、実際に話したらそうではなく
ただその人のことを悪く言っている人がいただけだった…
なんて経験はあなたにもあるのではないでしょうか?
自分を持っている人は良くも悪くも目立つからね。
そして”本質を見抜く”
そうあろうとする態度そのものがノームコアの哲学を実践しています。
この記事をここまで読んでくれているあなたにはその要素がすでにあるのでしょう。
まぁね。
枠からはみ出て良いんだ!という気づきを得た話。
ブレイキンやラップとの相性
ヒップホップとの関連性
やはりノームコアはシンプルさゆえに、激しい動きをするブレイキンのダンサーやラッパーにも根付いていますね。
プリントTシャツにも良さはありますけど、やはり無駄のない洗練されたスタイルは見ていて潔くかっこいい。
ブレイキンではフットワークも画になるし
Vinnie Paz
NF
Chance The Rapper
マイクを持っても決まってます。
皆さん自分のスタイルがあるので、服装もこだわりがありそうですね。
スタイルは大事よ。
【ブレイキン】ノームコアという生き方【究極の普通とは】:まとめ
いかがだったでしょうか?
本日はノームコアについて見てきました。
今回の記事をまとめると
ということでしたね。
【人に迎合しない】がノームコアの本質
本物のノームコアを知っている人、そしてそれを実践している人。
そんな人がどれくらいいるのか、わたしにはわかりません。
ただそんな人がいた場合、その人はおそらく
自分の信じる道を歩き「これがノームコアだ」と思うものを自ら感じ、選び取っていくと思います。
わたしもそうありたいと日々思いながら生きている人間の一人です。
謙遜しないでよ。
そしてそのシンプルさゆえに効果やインパクトが大きいという意味では
このノームコアと英語イマージョン学習には近しいものを感じます。
イマ―ジョン学習は日本の英語教育で習った既存の方法とは違い、まだまだ発展途上な学習法。
しかしこれを、まずは信じて続けてみる。
自分の目と耳で、本物かどうかを感じ取り取捨選択していく。
続けていった先には誰も見たことのない景色が広がっている。
これはまさにノームコアの哲学なのではないでしょうか。
今回の記事を読んで少しでも良いな、と思ってくれた方は
ぜひ他の記事でもお待ちしています。
→わたしの信じる英語学習法はこちらから
遥々この記事まで辿り着いてくれたこと、感謝します。
今日のところは以上となります。
またお会いしましょう!
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