【福祉の仕事 】向いている人【資格なし・体験談あり】

生き方
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こんにちは!CEOです。(coco_colour_inc)

 

いきなりですが皆さんは”障がい者”と聞いてどんなイメージを持つでしょうか。

 

ジョーイ
ジョーイ

いきなり言われてもな。

 

そう、いきなり障がい者と言われても福祉未経験の方にとっては

別に…って感じですよね。

私も、そうだったからわかります。しかし一度彼らの魅力に取りつかれると、抜け出せなくなるくらいに魅力があることも確かです。

そこで今回は現役で福祉業に携わり

気づけば一生の生業にしている私CEOが体験談も交えて知っている限りを解説します。

この記事でわかること
  • 障害者と健常者
  • 発育フリーとは何か
  • 著者の体験談

それではいってみましょう!

障害者と健常者

障がい者とは

障害者総合支援法における障害者とは、「身体障碍、知的障害又は精神障害があるため、継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受けるもの」と定義されています。

※厚生労働省ホームページより抜粋

私は[持っていない]ほうにフォーカスしたこの言葉があまり好きではないので、代わりにこの言葉を好んで使います。

その言葉とは【発育フリー】です。


私の好きな3人組RabiRabiというトリオに教わった言葉です。

”発育”という枠にすらおさまらないニュアンスを感じます。素敵な響きですよね。

 

パルメザン
パルメザン

枠なんて最初からないぜ?

障がい者と健常者の区別とは

健常と言われる人々と、障がい者と言われる人々。

どこからが健常者でどこからが障がい者なのか…。

健常でも強めのこだわりを持っている人(私)もいたり。

そのへんを少し考えてみたいと思います。

簡単に線引きできない

もちろん[障害]というものがあることはわかります。

ですがそれは”健常”と呼ばれる方々も同じなのではないでしょうか。

例えば
  • 文字の読み間違いの多い人
  • どこに行っても逆方向に向かってしまうような方向音痴を患った人(私のことです)
  • ほんの少しの音でも敏感に察知し起きてしまう寝づらい人
  • どんなに機嫌よく寝ても、翌朝信じられないくらい機嫌のわるい人…など。

    どれもつけようと思えば障がい名がつくと思いますし、この中にはすでについているものもあるのではないでしょうか。

    ほかにも

    • 文字を読むことが苦手な方
    • 空間認識が苦手な方

    など世の中には見た目にはわかりづらい色々なことを抱えて生きてる方々が、

    想像以上にいるのではないかと思います。

     

    アリゾナ
    アリゾナ

    何かしら当てはまったでしょ。

    障がい者の体験談

    ここでは以前わたしが実際に体験した出来事についてシェアをします。

    皆さんの考えるきっかけになってもらえれば幸いです。

    迷惑行為

    以前、銀行にて手続き中のことです。

    席で待つように言われ座っていたところ、何やら遠くの窓口から怒鳴り声が聞こえます。

    ふと目をやると怒鳴っているのは客として来店していた50代と思われる男性。

    カバンには赤いヘルプマークがついています。

    (障害を持った方が携帯し、カバンなど見える場所に取り付けるもの。

    持っていると電車などで優先的に座れるとされています。)


    その男性曰く、窓口の銀行員が障がい者を差別しているとのことでした。

    途中から聞いたので、詳しいことは私にもわかりません。

    ですが、少なくともその時には”客側の男性”が大声で女性従業員を怒鳴りつけていましたし、

    同時に私の目にはその方が

    武器としてヘルプマークを振りかざしているように映りました。

    正直に言いますと、やめてほしいと感じた出来事です。

    なぜかと言うと、障害者への誤解が生まれるから。

    ヘルプマークをつけている方全員が攻撃的なわけではないですし、大多数が平和な方なのですよ。

    障害というものを武器として振りかざした瞬間、それは周りに危害を加える犯罪者です。

    健常者でも障がい者でも、毎日を心穏やかに過ごしている平和な方々はたくさんいらっしゃると思います。

    そういう方々を尊敬していますし、そこに境界線はありません。

     

    ジェニー
    ジェニー

    たまに良いこと言うんだから。

    合理的配慮

    最近では民間企業でも”合理的配慮”が義務付けられましたね。

    定義を見ていきましょう。

    合理的配慮とは、障害者が社会の中で出会う、困りごと・障壁を取り除くための調整や変更のことです。

    ※Googleより

    合理的配慮そのものは多様性を受け入れる社会を築くために欠かせないものです。

     

    青子
    青子

    多様性って最近よく聞くわ。

    以下にその例を挙げてみましょう。

    合理的配慮の例
    • 発語が難しい人へ写真や絵を見せて意見を聞く
    • 目の見えない方が情報を得るために点字の書面の準備
    • 耳の聞こえない方は意思疎通のために手話や文字での対応が必要
    • 車椅子の方へのスロープの設置

    など。

    しかしひとたびこれらが”当たり前”になってしまうと、上記に挙げたような迷惑行為にもなりかねないですね。

    わがままと合理的配慮。

    深いテーマなので掘り下げたものをまた書きたいと思います。

    障がい者と笑い

    先ほどの項目で話した”平和に生きている発育フリーの方々”の例を紹介します。

    差別も区別もない世界

    10年前の個人的な体験談をここでひとつ。

    仕事で理不尽な目に合い、気が落ちていたある日のこと。

    ふと鏡を見たとき、後ろに根っから明るい利用者の姿が映っていました。(それだけでも元気が出ます)


    すると彼女はなぜかこちらに…ゆっくりと近づいてくる。

    いつもより元気のない私の姿を見たから元気づけようとしたのか、

    はたまた毎朝のルーティーンなのかはわかりません。何かと思い身を構えるも、スルー。


    え?と一瞬固まってしまった私を通り過ぎ、彼女は鏡の前に立ちます。

    その瞬間、鏡に映った自分を見つめニッコリ笑い

    なんと

    鏡に映った自分を(鏡を)ペロッとなめたのです。

    完全に、私の中何かが壊れました。(笑)

    ああこれでいいのか!と、どんなに元気をもらったことか。

    わたしたちは日々色々なことを気にして、揉まれて生きています。

    でも彼女からこの行動を通して言われた気がするのです。

    「なにを気にしとんねん。人がどう思おうと関係あらへん。

    人から何と思われようと、何を言われようとどうでもええやん。

    そいつらのことを人生の最後に思い出すと思うか?え?」

    と。()

    その瞬間、私の心の中にパッと答えが浮かびました。

    そうだった。好きなことをやってても文句を言われる。それがイヤだから我慢して好きでもないことをやっていても結局は文句を言われてきたっけ…。

    実際それくらい世の中はめちゃくちゃ矛盾していますし、イヤになることもたくさんある

    そんな中でも彼女のように

    [自分で自分を評価して、愛してあげること]

    これが出来ていれば、もうそれだけでいいんです。

    他は何もいりません。

    どうせ他人からああだこうだ言われることを避けられないのなら

    好きなことをやって好きなように生きた方が良い

    今の私を支えていこの美学/哲学は彼女から学びました。

    それで上機嫌でいれて、幸せならすでに最高ですよ。

    不機嫌をまき散らしている”健常者”と呼ばれる方々よりもよほど世界平和に貢献しています。

    以来わたしは落ち込んだ際には鏡を見ますが、

    10年経った今でもまだ舐めるところまではたどり着けていません

    やはりレベルの違いは明らかなようです(笑)

    彼らはこのように、他人と比べないのです。

    障がい者アートについて

    世の中には障がい者の描いたアートを打ち出している団体や、アウトサイダーアートなるジャンルもあります。

    どれも素晴らしいです。以下は私個人の意見になりますので、読み飛ばしても大丈夫です。

    かっこいいものはかっこいいで良い

    ”障がい者が描いた絵だから買ってあげる”

    とか

    逆に言うと障がい者が描いたものだから買わないとか。

    そういうことがめんどくさいので、個人的にはあまり障がい者というワードを推したくありません。

    単純に”物が良いから買う”

    とか、

    ”自分には合わないから買わない”

    とかで良いんだと思います。

    かっこいいものは買いますし。

    必要以上に演出もいらないのではないかな、と。

    ただ、この方々の創作する作品の表現は変えたほうがいいような気はしています。


    障がい者アートから、発育フリーアートという表現はどうでしょう?

    なにかを解放してくれそうな響きを感じるのは私だけでしょうか(笑)

    まとめ:福祉は資格なしで大丈夫

    さて、この記事では障がい者(発育フリーな人々)について私個人の体験談と思うところを解説してきました。

    今回の記事をまとめると

    本日のまとめ
    • 明確な線引きは出来ないこと
    • 大多数が平和な方々であること
    • 度肝を抜かれる表現で、たちに新たな視点を与えてくれること

    ということでしたね。

      本文を読むなかで、少しでも彼ら彼女らのイメージが変わっていてくれたら嬉しいです。

      あなたは向いている人です

      障がい者へのイメージが変わることで、

      • 今は他業種の方
      • 興味があるけど一歩踏み出せない方

      などの関心や力が福祉業界に注がれ、業界全体の質が変わります。

      ということは同時に、人材の底上げに繋がるということです。

      もしあなたが落ち込んだりした場合は、ぜひ私の体験談を思い出して下さいね。

      そんな時こそ鏡の前に立ち、にっこりしてほしいと思います。

      ちょうど私が10年前に彼らから

      ”思い詰めるほど大したことはこの世の中にはないのだ”

      ということを教わったように。

      どうしても気分が上がらないときは、この記事を何回も見て笑って下さい(笑)

       

      フレデリカ
      フレデリカ

      鏡は舐めないわよ。

       

      もしいま福祉に興味があり、この記事を読んで一歩動こうと思われた方、一緒に盛り上げていきましょう。

      出来ることをやって、あとは上機嫌で楽しんで生きていく。

      今回は以上です。

      またお会いしましょう!

      彼らの面白さにハマってしまった方向けの続編はこちらから(笑)

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