【決定版】小さな会社の社長の戦い方【レビュー】

レビュー
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こんにちは!CEOです。(coco_colour_inc)

 

ボブ
ボブ

この本、本屋で見かけたけど内容を把握してから購入したいっす。

今回はこんな声にお答えします。

この記事でわかること
  • 本の内容
  • 中小企業の社長の泥臭い話
  • 詐欺に遭った体験談

それではいってみましょう!

※この記事はプロモーションを含みます。

※ネタバレを含みます。

この記事を書いた人
CEO

✔現役介護福祉士&サービス管理責任者

✔オーストラリアに暮らしていた経験を活かし、日本で”話せるようになる”英語学習の情報を発信中

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小さな会社の社長の戦い方【ネタバレ】

ここからは内容をかいつまんでご紹介したいと思います。

購入の参考に目を通してもらえれば幸いです。

要約

この本には、いわゆる成功に書かれているような夢物語も不労所得で億万長者になったという美談も書かれていません。中小企業がいかに勝ち抜くかという泥臭い「本当の話」ばかりが書かれています。

本文より

という文章から始まる本作。

内容としては起業してから30年間、著者が実際に体験してきたことが語られています。

巷にあふれている成功本のように、キラキラした内容ではないところがミソです(笑)

作者

井上達也氏。

1961年生まれ。株式会社フリーウェイジャパンの代表取締役。

著書に”起業を考えたら必ず読む本”

“伸びる税理士事務所のつくり方”

など。

本作は『小さな会社の社長の戦い方』『小さな会社の社長の勝ち方』(いずれも明日香出版社発行)を再編集した上で、加筆修正し一冊にしたものです。

”他の経営者が話したがらない、泥臭い本当の話”を中心に構成されている作品。

未来を予測することの必要性

を読み進めていく際、キーワードとなっているのがこの”未来を予測する”という言葉です。

あなたの業界の20年後の姿

現在小さな会社は、今起こっていることから未来を予測する必要があります。

本文より

小さな会社のリーダーに必要な能力として

”今なぜそれが起こっているのか?”

 ”今後はどうなっていくのか?”

を常に考えることが重要であるとのこと。

未来を予測できれば、対策を立てることができ今は小さな会社でも必ず勝つことが出来ると著者は言います。

福祉業界の20年後とは

いま私の主たる仕事は福祉業ですから、私の場合は福祉業界の20年後の姿を予想するわけです。

20年後となると、今30歳の利用者は50歳になり今ほど歩くことが出来ないかもしれない

いま60歳の保護者は80歳になり、すでに施設に入所しているかもしれない

そうなると送迎サービスも必然になってくる…

などです。

もしくは、そのの障がい者出生率、年配者の数、人口などまで予想しておく必要もあるかもしれません。

そんなことを考え、予測し今から対応を考えておくことが大切。

リーダー自ら率先して変化を感じるため先頭に立つ必要があるのでしょう。

現状はずっと続かない

未来を予測する、という観点から考えると

今が永遠に続くということも絶対にありません。

絶対という言葉が使えるのは唯一この部分だけだと思います。

”物事は変わる” ”変わらないものはない”

このルールだけは絶対であると本文から感じました。

考えを共有する

以前読んだ”とにかく仕組み化”に書いてあったことと重複する部分がありますが、ご紹介します。

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評価することを明確化する

”こういう行為は評価する”

”こういうものは頑張ったとしても評価しない。”

こんな簡単なものでも良いので、必ず明文化し作成しておくことで現場の混乱を防ぐことが出来るとのこと。

個人的に【社員が会社の向かっている方向性をわかっていない状態】というのは単純にこういった普通のことをやれていないことが原因ではないかと思います。

”やる”と決めたら[いつからいつまで]なのか[内容]はたまた[コンセプト]などの報告も大切。

電話やメールの返信も”いついつまでに返事を下さい”など一言追加することも、必要だと感じます。

やり取りをしているお互いのストレス軽減にもなりそうです。

鍛えれば伸びる、の意味するもの

まず作者はこの”鍛えれば伸びる、人間には無限の可能性がある”という考えを否定してはいません。

しかし現実的にはそれは難しいのではないか?と書かれています。

理由として人間にはそもそも[素質]というものがあるため。

この[素質]がない人には、何を期待しても何をやらせても、結局は無駄になることが多いとのこと。

私の経験①

上記にも書いたように、まずは評価基準・方向性・コンセプトなどを明文化することは大切です。

トップの考えを共有することの大切さ

私自身この点を甘く見ている組織にいたことがあるのですが、結果的に社員同士のトラブルや代表と社員との意思疎通がとれなくなる…などの二次災害に繋がっていました。

しかしそういう場所の代表は往々にして

”話したってわからない” 

”文字にするものではない”

などと言う傾向があります。そして同じ状況を繰り返している…

色々なタイプの代表がいることを学びました。

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素質の話

[素質]の話も腑に落ちます。

これはその人自身を否定しているわけではなく、仕事の性質上[向き・不向き]があり、得手不得手があるということ。

私だってこう見えて不得意なことはたくさんあります

その人自身がいけないと言っているわけではなく、素質あるいは向き不向きの話をしているだけ。

しかしそれを人格否定と捉える方が世の中には一定数います。

仕事なのですから、円滑にいったほうが関係者全員ハッピーなのでは…

この経験から、組織の人事を担当する層はそういった視点を持つことも非常に大切だと思いました。

自分の持っている能力以上のことを勝手に期待されてしまった社員も、正直しんどいと思います。

仕事は仕事。良い意味で、ただの仕事です。

作中でも言っている通り、会社は器です。それ以上でもそれ以下でもありません。

必要以上に時間や思いをかけてしまうと、たちまちバランスがおかしくなりトラブルの元となります。

お互いの無駄なストレスを減らしていきませんか?

伸びる頑固と伸びない頑固

[頭もよく、人に優しくて、さらに行動力もある。でも伸びない…]こういう人には共通点があります。

本文より

結論から言いますと、この共通点とは”頑固”であるとのこと。

以下、頑固についての説明です

頑固には2種類ある

この”頑固ということ”これ自体がわるいことではないと著者は言います。

なぜならこの”頑固”には2つの種類があるから。良い頑固と良くない頑固があるということ。

厳密にいうと”目的への頑固”と”手段への頑固”の2種類。

 

ジョーイ
ジョーイ

そんなこと考えたことなかったぜ。

これはそのまま”成功する頑固”と”成功しない頑固”と言い換えられるそうです。

成功しない人ほど、必要以上に手段に固執する。

わかりやすく言うと、強すぎるこだわりとでも言いますか。うーん私、ありますね(笑)

逆にいうと、伸びる人は手段に対して非常に素直な方が多いとのこと。

耳が痛い一文です。素直に自分の生き方を見直そうと思いました。

新しい取引先には細心の注意を

諸事情ありまして、この項はすごく心に刺さりました。

(諸事情は後述する”私の経験②でご確認ください)

ここでは、P158から展開される詐欺の話をもう少し早く読みたかった…とだけ(笑)

この項の内容は、借用書やハンコへの意識、金融に関する情報を表に出さない大切さなど。

リスク分散のためにも法人の銀行口座はいくつか持っていた方がいいなど…。

小さな会社だと、ただ1回の詐欺でも追い込まれる可能性があるからです。

私の経験②

今回は経験談中心に展開していきます。

詐欺に遭いました

年末から妙に元気がなかった理由として、詐欺に遭ったことが挙げられます。

これも資金繰りへの焦りや、別事業への展開を急いだ結果が招いたこと。

つまりは自分の甘さ、他人から入金を焦らされ”自分のやり方”や”自分の呼吸”とずれたことに気づけなかったという甘さです。

お金への知識のなさ、すぐに人を信頼してしまう性格など反省点は挙げればキリがありません。

しかし起こってしまったことはしょうがない。

慎重になることの大切さを身をもって体験しました。

小さな会社の社長の戦い方感想

この記事を書いている今現在(2024年1月12日)は、詐欺に遭って1か月も経っていないので、なんとも耳が痛い内容でした(笑)

第一章に”普通に考える”という箇所があります。

今回のことは、本作の著者の言うように普通に考えていれば起こらなかったと思います。

しかしその当時は資金繰りに奔走しているとき。

目指している金額も大きいものでした。

そんな時にタイミングよくお金の話がくると、判断というのは鈍るものなのですね。

自分のことをまだまだわかっていないと痛感しました。

また、ややこしいことに

”成功する人が持っている5つの資質”

というところで”決断が速い”という箇所がありまして。

今回の私の経験から、決断が速いことと突っ走ることは似ているようで違う・紙一重であることを教わりました。

小さな会社の社長の戦い方まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の記事をまとめると

本日のまとめ
  • 未来を予測して今から出来ることをやれ
  • 会社なんて単なる器にすぎない
  • 詐欺に気をつけろ

ということでしたね。

最後のは自戒の意味も込めて付け足しました。

個人的に印象に残っているのは”会社なんて器にすぎない”という部分

真面目なタイプほど仕事一筋になってしまい、プライべートの時間も身体は職場にいないのに頭の中は仕事のことばかり考えてしまう。

そして生活そのものを仕事に捧げてしまうような罠にはまります。

気持ちはわかります。私もそのタイプだからです。

ただ、そういう働き方をしていると正直言って身も心も少しずつ削れていく運命。

仕事よりも大切なのは自分、家族、健康です。

このような”本質を見抜く”ことの大切さも本作では語られています。

他にも太鼓持ちやイエスマンを撲滅することのすすめなど語りたいことはたくさんありますが、

文字数がこれ以上増えると誰も読んでくれない気がしますので、割愛します。

購入はこちらから。

本日は以上です。

またお会いしましょう

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